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大論争!あなたはどっち派?第9弾「元利均等返済VS元金均等返済」

金乃さん(21歳)
住宅ローンの返済方法は、毎回の返済額が一定の元利均等返済が一般的ですが、元金均等返済というタイプもあります。当初の返済額は多いものの、次第に額は減ってゆき、あとがラク。今回は結婚を控えた年の差カップルが論争を繰り広げます。
利夫さん(35歳)
金乃さん(21歳)   利夫さん(35歳)
元金が順調に減る元金均等返済
 結婚と同時に家を買おうと意気込む、利夫さん(35歳)と金乃さん(21歳)。今日も新築マンションのモデルルームを見学し、資金相談を受けてきました。
 
「さっきはどうしてヘンなこと言い出したんだよ。営業マンが驚いてたじゃないか」
 と、利夫さん。
「元金均等返済のこと? 別にヘンなことを言ったつもりはないけど・・・」
 
 資金相談の最中、金乃さんは突然、元金均等返済にしたい、と言い出したのです。
 
 元金均等返済とは、返済額がはじめは多く、次第に少なくなっていくタイプの返済方法。一般的に知られている元利均等返済は返済額が毎回一定ですが、元金均等返済は毎回、一定額の元金と、その時点での残債に対する利息を返済していく仕組みです。当初の返済額は元利均等より多くなりますが、返済の都度、元金(残債)が順調に減っていきますから、そこにかかる利息の額も変わり、返済額は次第に減っていく、というわけです。 元利均等返済vs元金均等返済
元金均等のほうが、利息が少なく済むって聞いたの。
だから利夫さんも喜ぶかと思って・・・
 
元金均等返済か、短期の元利均等か
 ちょっぴり泣きそうな金乃さんに、利夫さんは言います。
いろいろと研究したんだね。ありがとう。
でもさ、当初の返済額がかなり多くなるんだろ?
 
 たとえば2500万円を元金均等返済で返すと、1回目の返済額は13万1944円(金利3%、返済期間30年の場合)。元利均等なら10万5401円ですから、2万6000円以上も多い計算です。
 
でも、だんだん減ってくるらしいし・・・
 
 10年後の返済額は11万1110円と、まだ元利均等より多めですが、13年後には10万4860円となり、元利均等より少なくなります。
 
「すぐに子どもができれば、教育費がかさみ始める中学生くらいの時期には元利均等よりラクになる、ってわけか・・・」
 利夫さん、ちょっと気持ちが傾き始めました。
 
「俺たち、毎月13万円弱なら返せるんだよな?」
「ええ、利夫さんそう言ってたわね」
 少し頑張れば、元金均等返済、いけそうですね。
 
「で、利息負担はどれくらい抑えられるのかな・・・?」
 
 2500万円を借り入れる利夫さんの総返済額は、元利均等なら約3794万円。対して元金均等返済では約3628万円。166万円程度、利息が少なく済む計算です。
 
利息は少ないほどいい。でも毎月13万円返すなら、元利均等返済で返済期間を短めにする、っていう方法もありだよな
 
 たしかに。計算してみると、元利均等で毎月13万円返済するなら、返済期間は22年で組むことができます。返済総額は約3418万円。30年の元金均等返済より、さらに210万円も利息が軽減できるのです。
 
「今35歳だから、57歳で完済できるんだ。うんっ、いい考えだ!」
 利夫さん、自画自賛です。
 
元金均等と繰り上げ返済を併用するプランも
 でも金乃さんは賛成しかねる様子。
「これから厚生年金の保険料が上がるし、40歳になれば介護保険の保険料もかかるんでしょ? 教育費も増えていくだろうし。ずっと13万円返していけるのかしら」
 
 若いのに慎重な金乃さんに、利夫さんはタジタジ。
 
たしかに元金均等で返済額が減っていけば安心かもな
でも気は抜かないわよ。毎月13万円返すつもりで、ゆとり分は貯蓄。繰り上げ返済して、絶対にあなたが50代のうちに完済するわ!
 
「俺が50代のとき、お前はまだ30代かあ。若いなあ。よしっ、頑張ってみるか」
 
 どうやらこの勝負、金乃さんに軍配が上がった様子。でも毎回、一定の額を返していけるなら、元利均等返済で短く組む方法も効果的です。ちなみに元金均等返済は公庫や公庫証券化支援型ローンのほか、三井住友銀行、UFJ銀行などの民間金融機関でも扱っています。
 
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